イベント・ライブ配信の業者おすすめ10社|料金相場と失敗しない選び方

公開日

「どの配信業者に頼めばいいかわからない」「絶対に失敗できないのに、判断材料がない」——イベントの配信業者選びは、担当者にとって大きなプレッシャーではないでしょうか。

セミナー、シンポジウム、学会、社内イベントと、あらゆる場面でライブ配信が当たり前になりました。それだけに、配信業者の選択がイベントの成否を左右する場面も増えています。ただ、いざ探し始めると「料金の相場がわからない」「どこも同じに見える」と、比較の軸そのものに迷ってしまうことも多いはずです。

この記事では、株主総会・シンポジウム・学会など年間1,000件以上の配信支援実績を持つAirzが、国内の主要な配信業者10社を料金・実績・対応範囲の観点から徹底比較します。あわせて配信業者の料金相場と、見積もりを取る前に確認しておきたいポイントまでプロの視点で解説します。

配信業者とは?依頼できる業務範囲

配信業者とは、セミナー・株主総会・学会などのイベントを、機材の手配から当日のオペレーションまで一括して支援する専門会社です。「ライブ配信代行業者」「イベント配信代行会社」と呼ばれることもありますが、指している業務はほぼ同じと考えて差し支えありません。

配信業者に依頼できること

依頼できる業務の範囲は会社によって幅がありますが、代表的なものは次のとおりです。 

業務

内容

企画・構成のサポート

配信形式の提案、進行台本の作成、画面構成の設計

機材の手配・設営

カメラ、マイク、ミキサー、スイッチャー、エンコーダー(映像を配信できる形式に変換する機器)の準備と設置

回線の準備

会場回線の確認、必要に応じた専用回線の持ち込み

配信ツールの設定

Zoom、Microsoft Teams、Webex、YouTube Liveなどのオンライン会議・配信ツールのアカウント設定と操作代行

当日のオペレーション

カメラの切り替え、音量調整、テロップ表示、質疑応答の運用

トラブル対応

予備機材・予備回線への切り替え、進行の立て直し

アーカイブ納品・編集

録画データの納品、不要部分のカットや字幕付与

「配信を流すだけ」を頼むのか、「企画から当日運営まで丸ごと」を頼むのかで、費用も業者選びの基準も大きく変わります。まず自社がどこまでを外注したいのかを決めておくと、比較がぐっと楽になります。

映像制作会社・イベント会社との違い

配信業者と近い領域には、映像制作会社とイベント会社があります。どこに頼んでも配信自体は実現できることが多いのですが、得意としている領域の重心が違います。

映像制作会社は、撮影と編集を軸にした「映像そのものの品質」に強みがあります。イベント会社は、集客・会場運営・進行といった「イベント全体の設計」が中心です。これに対して配信業者は、会場の音声をどう拾い、どう安定してオンラインに届けるかという配信の技術面に重心があります。

実際には映像制作会社が配信も手がけていたり、配信業者が編集まで対応していたりと、境界は重なります。会社名の看板ではなく、依頼したい業務の実績があるかどうかで判断するのが確実です。

自社で配信してみたものの、映像や音声のトラブルが起き、専門会社へ相談となるケースはよくあります。実際に、自社配信後に参加者から「見づらい」「聞き取りにくい」という声が寄せられ、それをきっかけにご依頼いただいたお客様もいました。特に、参加者が多いイベントや失敗できない重要な催しでは、安心して当日を迎えるためにプロへ任せる主催者が多いです。

(株式会社Airz 共同創業者 小堀雄也)

イベント・ライブ配信の開催形式4タイプ

配信業者を探す前に押さえておきたいのが、開催形式の違いです。形式によって必要な機材と依頼範囲、そして費用感が大きく変わります。自社のイベントがどのタイプに当たるかを先に確認しておきましょう。

① オフライン型(会場収録・後日配信)

リアル会場で開催したイベントを収録し、後日アーカイブとして配信する形式です。当日はライブ配信を行わないため、配信の安定性よりも撮影・編集のクオリティが重視されます。

学会発表や社内研修の記録映像など、コンテンツ資産として残したいケースに向いています。当日の失敗が致命傷になりにくいぶん、比較的取り組みやすい形式です。

② 完全オンライン配信型

会場を持たず、登壇者・参加者ともにオンラインで完結する形式です。場所の制約がないため地方や海外からの参加者も呼び込みやすく、会場費がかからないぶんコストも抑えられます。

ウェビナーやオンラインセミナーが代表例で、近年もっとも需要が増えている形式のひとつです。

③ スタジオ配信型

登壇者が専用スタジオに集まり、そこからライブ配信する形式です。照明・音響・背景が整った環境で収録できるため、安定した高品質の映像を届けられます。

視聴者にはオンラインで参加してもらいつつ、番組のような演出を加えたい企業イベントや商品発表会に適しています。

④ ハイブリッド配信型

リアル会場での開催とオンライン配信を同時並行で行う形式です。会場参加者とオンライン視聴者の両方に対応する必要があるため、4形式のなかで技術的な難易度がもっとも高くなります。

会場の音響設備と配信機材をどうつなぐか、会場スクリーンとオンライン視聴者に何をどう見せるか。この設計を誤ると、会場は問題なく進行しているのにオンライン側だけ音が届いていない、といった事態が起こります。だからこそ業者のサポート体制が選定の重要なポイントになります。

大規模カンファレンスやシンポジウムで多く採用されており、リーチの最大化と体験品質の両立が求められる形式です。

仕組みや進め方をもう少し詳しく知りたい方は、ハイブリッド配信とは?やり方・注意点・成功のコツをプロが解説もあわせてご覧ください。

配信業者を探す前に押さえておきたいのが、開催形式の違いです。形式によって必要な機材と依頼範囲、そして費用感が大きく変わります。自社のイベントがどのタイプに当たるかを先に確認しておきましょう。

ハイブリッド配信については別記事で解説してますので合わせてお読みください。
『ハイブリッド配信とは?やり方・注意点・成功のコツをプロが解説』

配信業者10社の比較一覧表

ここからは主要な配信業者10社を紹介します。まず全体像をつかんでいただくため、料金・対応範囲・得意領域を一覧で比較できるようまとめました。
横にスクロールすると表全体が見られます。

会社名料金目安対応ツール自社スタジオ対応エリア得意領域
株式会社Airz100,000円〜Zoom / Webex / Teams / YouTube Live / Vimeo全国ハイブリッド配信
株式会社Jストリーム要問い合わせ自社プラットフォーム他あり全国大規模・高セキュリティ配信
株式会社ブイキューブ要問い合わせ自社プラットフォーム他東京・大阪に計15室全国映像演出・株主総会
エムスリーデジタルコミュニケーションズ要問い合わせ要問い合わせ東京・大阪全国医療・製薬のWeb講演会
株式会社ラップ150,000円〜【要確認】要問い合わせL-Studio福岡全国(福岡・東京拠点)テレビ品質の映像制作
フリート合同会社要問い合わせZoom要問い合わせZoom配信オペレーション
株式会社オープンNEO179,000円〜(税別)Zoom / Teams / YouTube / Webex全国(関東は出張費無料)ハイブリッド配信・音響
ライブカム75,000円〜YouTube / Zoom 他関東甲信越中心・全国出張低価格の出張配信
株式会社フェイクスター要問い合わせ複数プラットフォーム同時配信対応FAKE STUDIO要問い合わせ幅広いジャンルの配信
PLAY STUDIO要問い合わせ要問い合わせあり全国全国出張・高信頼性配信

※2026年7月時点・各社公式サイトの掲載内容にもとづきます。料金は構成や規模により変動するため、最新の正確な金額は各社公式サイトでご確認ください。

掲載社の選定基準

本記事では、法人向けのイベント配信実績が公式サイトで確認でき、全国または主要都市に出張対応している業者を中心に選定しました。個人・エンタメ配信を主軸とする業者は、企業や団体のイベントとは求められる体制が異なるため、今回は対象としていません。

以下では、選び方に合わせて3つのグループに分けて紹介します。

どの業者が自社に合いそうか迷ったときは、気になる数社に見積もりを取ってみるのもおすすめです。具体的な金額と対応範囲が見えると、自社の予算感との照らし合わせがぐっとしやすくなります。

実績・信頼性で選ぶなら|配信業者4社

「絶対に失敗できないイベント」を任せられるかどうかを重視する場合のグループです。上場企業・官公庁・大規模カンファレンスなど、参加者数が多く社会的な注目度も高い案件の実績がある業者をまとめました。

①株式会社Airz(エアーズ)|ハイブリッド配信特化、急成長中の注目ベンチャー

株式会社Airzは、東京都港区に本社を構えるイベント配信の専門企業です。「+αのイベント配信を、もっと身近に」をミッションに掲げ、中小規模のイベントに合わせたサービス設計により、業界でも低い価格帯を実現しています。

東証プライム上場企業・官公庁・国際機関を含む年間1,000回以上の支援実績があり、幅広い規模・業種のイベントに対応しています。

  • 料金目安:100,000円〜
  • 含まれる範囲:リハーサルから当日まで、専任ディレクター・映像オペレーター・音響オペレーターが同席
  • 対応ツール:Zoom、Cisco Webex、Microsoft Teams、YouTube Live、Vimeo
  • 自社スタジオ:ー
  • 対応エリア:全国

▼強み・差別化ポイント

  • 大手と同水準の実績を持ちながら、100,000円〜という価格帯で依頼できる
  • リハーサルから本番まで専任チームが一貫して担当するため、当日の進行を任せられる
  • Zoomとの公式パートナー契約(ISVパートナー)を締結
  • 企画・会場選定から配信ツール設定、機材手配、テクニカルリハーサル、本番運営、アーカイブ納品までワンストップ

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 初めてイベント配信を外注する、社内にノウハウがない企業
  • コストを抑えつつ、実績のある業者に任せたい社内イベント担当者
  • 官公庁・学術団体など、信頼性と実績を重視する主催者

公式サイト:https://hybrid.airz.co.jp

②株式会社Jストリーム|自社CDN保有の動画配信パイオニア

株式会社Jストリームは、1997年の創業以来、インターネット動画配信の第一人者として業界をけん引してきた老舗です。自社でCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク/配信を高速・安定化させる仕組み)を保有・運用しており、数万人規模のアクセスが集中する場面でも安定した配信を実現します。

年間2,400件以上のライブ配信実績と、4,000アカウント以上への動画配信プラットフォーム導入実績を持ちます。

  • 料金目安:要問い合わせ
  • 対応ツール:自社配信プラットフォームほか
  • 自社スタジオ:要問い合わせ
  • 対応エリア:全国

▼強み・差別化ポイント

  • 自社CDN保有による国内トップクラスの安定配信(数万人の同時視聴にも対応)
  • 配信機材とネットワークを冗長化し、トラブル時も配信を継続できる体制
  • PC・モバイルのほか、街頭ビジョンや映画館、SNSなど多様な配信先に対応
  • IPアドレス制限、SSL/AES暗号化、二段階認証など高いセキュリティ要件に対応

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 同時接続者数が多い大規模イベントを安定させたい企業
  • 金融系など、セキュリティ要件が厳しい業界の担当者

公式サイト:https://www.stream.co.jp/

③株式会社ブイキューブ|総合力が高い配信リーディングカンパニー

株式会社ブイキューブは、ビジュアルコミュニケーション事業を中核に、企業イベントのオンライン化・ハイブリッド化を支援してきた企業です。東京・大阪に配信専用の自社スタジオを計15室保有しており、高品質な映像演出と安定した配信を両立します。

単なる配信代行にとどまらず、3DCGを活用したバーチャル空間の演出や背景合成など、視聴者を惹きつける映像表現を得意としています。企画・コンサルティングから効果測定まで一気通貫で対応できる総合力が特徴です。

  • 料金目安:要問い合わせ
  • 対応ツール:自社配信プラットフォームほか
  • 自社スタジオ:東京・大阪(計15室)
  • 対応エリア:全国

▼強み・差別化ポイント

  • 東京・大阪に自社スタジオ計15室。グリーンバック、リモートカメラ、3DCG演出に対応
  • カメラワークやライティングなど、映像演出の引き出しが豊富
  • 株主総会や決算説明会など、法的な観点からも高い安定性が求められる案件の実績が多数

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 映像演出にこだわり、視聴者を飽きさせないイベントを作りたい企業
  • 株主総会・決算説明会など、大規模かつ高い信頼性が求められるイベントを開催する上場企業
  • イベントの企画段階から効果測定まで一括で任せたい企業

公式サイト:https://jp.vcube.com/eventdx/vcube-seminar

④ PLAY STUDIO|10年超の実績と全国出張対応

PLAY STUDIOは、株式会社PLAYが運営する撮影・配信スタジオ兼ライブ配信代行サービスです。医療・製薬業界の厳格なセキュリティ・品質基準に対応した配信を年間100件以上、10年以上にわたり手がけており、医療系Web講演会、バーチャル株主総会、決算説明会など高い信頼性が求められる場面での実績が豊富です。

東京・大阪・名古屋をはじめ北海道から沖縄まで全国出張に対応し、インターネット環境のない会場でも無線映像伝送システムを用いて配信を実現する技術力を備えています。

  • 料金目安:要問い合わせ
  • 対応ツール:要問い合わせ
  • 自社スタジオ:東京
  • 対応エリア:全国

▼強み・差別化ポイント

  • スタジオレンタルのみ、技術スタッフの出張のみ、丸ごと代行など柔軟なプラン選択が可能
  • バーチャル株主総会、疑似ライブ配信、社内表彰式など幅広いイベント形式に対応
  • グリーンバック完備のスタジオで高品質なクロマキー合成配信が可能

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 全国各地の会場でライブ配信を実施したい企業
  • バーチャル株主総会や決算説明会など、高い信頼性が求められる配信を検討している上場企業

公式サイト:https://studio.play.jp/

業界・ツールに特化して選ぶなら|配信業者3社

特定の業界のルールや、特定の配信ツールに深い知見を持つ業者のグループです。医療業界のガイドライン対応やZoomの高度な運用など、汎用的な配信技術だけでは対応が難しい要件がある場合の選択肢になります。

エムスリーデジタルコミュニケーションズ|医療・製薬業界のWeb講演会に特化の専門配信業者

エムスリーデジタルコミュニケーションズ株式会社(M3DC)は、東証プライム上場のエムスリー株式会社の100%子会社として2014年に設立されました。医療・製薬業界に特化したデジタルコミュニケーション支援を手がけ、製薬企業・医療機器メーカーを中心に100社以上が利用、年間4,000本以上のWeb講演会配信実績を持ちます。

一般的な配信業者と異なるのは、医療業界特有のプロモーションコード・ガイドライン対応や、社内メディカルライターによる学術企画支援まで含んだサービス設計です。配信当日の実務だけでなく、集客・演出企画・システム開発・効果測定までを一貫して担います。

  • 料金目安:要問い合わせ
  • 対応ツール:要問い合わせ
  • 自社スタジオ:東京(人形町・東日本橋・小伝馬町)、大阪(淀屋橋)
  • 対応エリア:全国

▼強み・差別化ポイント

  • 医療・製薬業界特有のコンプライアンス、プロモーションコードに対応
  • 年間4,000本以上のWeb講演会配信実績
  • 社内にメディカルライターが在籍し、学術企画から配信まで上流から一貫して支援
  • m3.comや日経メディカルOnlineなど、医療従事者向けメディアとの集客連携が可能
  • バックアップ機材・回線を常備し、安定した配信環境を確保

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 製薬企業・医療機器メーカーのMR活動、医師向け情報提供に配信を活用したい担当者
  • 医療業界特有のコンプライアンス対応が必要なイベントを開催する企業
  • 配信だけでなく集客・学術企画・効果測定まで任せたい医療マーケティング担当者

公式サイトはコチラ:https://www.m3dc.co.jp/

⑥フリート合同会社|Zoom社公認、Zoom配信に特化したスペシャリスト集団

フリート合同会社は、Zoom配信のオペレーションに特化したサービスを提供しています。Zoom社公認の配信サポート企業であり、ウェビナーオペレーション実績500回超、年間20,000時間以上の配信実績を持ちます。

2,000名以上が参加する大規模ミーティングや国際学会の配信運営も手がけており、Zoomという特定ツールに絞った深さでは他に例の少ない存在です。

  • 料金目安:要問い合わせ
  • 対応ツール:Zoom、その他は要問い合わせ
  • 自社スタジオ:-
  • 対応エリア:要問い合わせ

▼強み・差別化ポイント

  • Zoom社公認の配信サポート企業。Zoomの最新アップデートにも即対応
  • ウェビナーオペレーション500回超、年間20,000時間以上の配信実績
  • 2,000名超の大規模ミーティング・国際カンファレンスの運営実績
  • 多言語同時通訳にも対応

▼こんな企業・団体におすすめ

  • Zoomを使ったウェビナー・セミナー配信を確実に成功させたい企業
  • 社内にZoomに詳しい担当者がおらず、当日のオペレーションを任せたい担当者

公式サイト:https://fleeeet.com/

⑦ 株式会社オープンNEO|音響とバックアップ体制にこだわる技術専門会社

株式会社オープンNEOは、東京を拠点にハイブリッド配信・ウェビナー配信を専門とする配信業者です。累計1,200現場以上、年間200件以上の配信業務を手がけ、映像・音声・音響・投影のすべてを自社スタッフが一貫して対応する体制が特徴です。

特に「音」へのこだわりが強く、音響エンジニア出身のスタッフが在籍。ハウリング・エコー・ノイズといった視聴者の離脱につながるトラブルを未然に防ぐ音響調整を強みとしています。また、会場回線に加えて独自の高速回線を持ち込んで二重化し、配信PCも予備機を常時稼働させる体制を標準としています。

  • 料金目安:179,000円(税別)〜
  • 含まれる範囲:配信機材一式、カメラ2台、専門スタッフ2名、3時間の配信
  • 対応ツール:Zoom、Microsoft Teams、YouTube、Webex
  • 自社スタジオ:ー
  • 対応エリア:全国(東京・関東は出張交通費無料、大阪・名古屋・福岡も対応)

▼強み・差別化ポイント

  • 予備回線・予備機材を標準装備し、トラブル時も即座に切り替え可能
  • 4K機材や1920×1080 60Pの高画質センサーカメラを使用。録画データの二次利用も可能
  • 撮影・配信・音響・映像投影を1つの技術チームで一括対応
  • 見積もりから現場まで専属ディレクターが一貫して担当

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 過去に配信トラブルを経験し、安定性・信頼性を最優先したい担当者
  • 音響品質にこだわったハイブリッドセミナー・シンポジウムを開催したい企業
  • 撮影・音響・配信をまとめて一社に任せたい主催者

公式サイト:https://www.open-neo.co.jp/

コスト・地域で選ぶなら|配信業者3社

予算を抑えたい場合や、特定エリアでの開催を予定している場合の選択肢です。低価格帯でも実績と技術を備えた業者を選んでいます。

⑧ライブカム|創業30年の映像技術×格安価格で選ばれる出張配信のプロ

ライブカム(株式会社ビデオプロ・シラフジ)は、東京・八王子を拠点に創業30年以上の映像制作会社が運営するライブ配信代行サービスです。結婚式やイベントの映像撮影で積み重ねた「一発本番で失敗しない」技術をライブ配信に活かしており、年間1,000回以上の配信実績を持ちます。

最大の特徴はコストパフォーマンスです。75,000円からという低い価格帯を実現しており、都内であれば出張費・下見費用ともに無料。外注に頼らず正社員が全業務を担当することで、品質の安定と低価格を両立しています。

  • 料金目安:75,000円〜
  • 対応ツール:YouTube Live、Zoomほか
  • 自社スタジオ:-
  • 対応エリア:関東甲信越中心(山梨・長野・埼玉に営業所)、全国出張対応

▼強み・差別化ポイント

  • 75,000円〜という低価格帯(都内は出張費・下見無料)
  • 創業30年以上の映像撮影技術を配信に応用
  • YouTube LiveやZoomなど、多様なプラットフォームに対応

▼こんな企業・団体におすすめ

  • コストを抑えつつ確実な配信品質を求める中小企業・団体
  • 東京・関東甲信越エリアでセミナーやイベントの配信を検討している主催者
  • 初めてライブ配信を外注する担当者

公式サイト:https://www.live-cam.online/

株式会社フェイクスター|配信実績800本以上、ロープライス×ハイクオリティを追求

株式会社フェイクスターは、2015年から配信事業を開始し、配信実績800本以上を持つ東京の配信代行・映像制作会社です。企業のオンラインイベント、大規模カンファレンス、ウェビナー、記者発表、株主総会、音楽ライブ、eスポーツまで、幅広いジャンルの実績があります。

観光庁主催の配信イベントや上場企業の配信も担当しており、官公庁・大手企業からも選ばれています。「内容や環境に合わせた最適な機材選定と適材適所の人員配置」という理念のもと、グリーンバックを使ったクロマキー合成や複数プラットフォームへの同時配信など、技術的にも幅広い要望に対応します。

  • 料金目安:要問い合わせ
  • 対応ツール:複数プラットフォームへの同時配信に対応
  • 自社スタジオ:東京(FAKE STUDIO)
  • 対応エリア:要問い合わせ

▼強み・差別化ポイント

  • 最新機材を積極的に導入し、トレンドに合わせた配信環境を維持
  • グリーンバック(クロマキー合成)、複数プラットフォーム同時配信、屋外配信にも対応
  • 自社スタジオを保有し、スタジオ収録から出張配信まで選択可能

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 多様なジャンル・規模のイベントに対応できる実績豊富な業者を探している担当者
  • スタジオ収録と出張配信を柔軟に使い分けたい企業

公式サイト:https://fakestar.co.jp/

⑩株式会社ラップ|テレビ放送で培った技術力と九州最大級スタジオを持つ映像制作会社

株式会社ラップは、福岡市を本拠地に2010年に設立された総合映像制作会社です。テレビ番組の技術会社としてスタートし、全国放送の番組にも携わってきた放送現場の技術力をライブ配信に活かしています。福岡本社に加えて東京オフィス(港区)も構え、全国対応が可能です。

2023年4月には、配信・収録・中継・編集のすべてに対応した九州最大級のオールインワンスタジオ「L-Studio福岡」を開設。完全防音・完全耐振動、延床面積約650平米の本格スタジオで、クロマキー合成やIPスタジオとしてのリモートプロダクションにも対応しています。

  • 料金目安:150,000円〜【要確認】
  • 自社スタジオ:福岡(L-Studio福岡)
  • 対応エリア:全国(福岡・東京拠点)

▼強み・差別化ポイント

  • テレビ放送やスポーツ中継で培った配信技術
  • 企画制作・撮影・編集・配信をすべて自社内でワンストップ対応
  • 九州最大級のオールインワンスタジオを完備
  • ドローン、VR、3DCG、プロジェクションマッピングなど特殊映像にも対応

▼こんな企業・団体におすすめ

  • 九州・福岡エリアでイベント配信を検討している企業・自治体
  • テレビ品質の映像クオリティでライブ配信を行いたい担当者
  • 映像制作と配信をまとめて一社に依頼したい企業

公式サイト:https://lapfukuoka.co.jp/

配信業者の料金相場と費用の内訳

配信業者に依頼する際、もっとも気になるのが費用ではないでしょうか。ここでは規模別の相場と、見積もりの中身を分解して解説します。

規模別の料金相場

構成相場の目安主な内容
シンプル構成75,000〜150,000円カメラ1台、スタッフ1〜2名、配信オペレーションのみ
スタンダード構成150,000〜500,000円カメラ2台以上、スタッフ複数名、スライド挿入・テロップ・スイッチング、ディレクション込み
ハイクオリティ構成500,000円〜マルチカメラ、スタジオ収録、クロマキー合成、演出込みの大規模配信

※本記事で紹介した各社の公開価格をもとにした目安です。実際の金額は会場の条件、配信時間、参加人数によって変動します。

シンプル構成は、社内勉強会や小規模セミナー、定例ウェビナーなど、演出よりも「確実に届けること」が優先される場面に向いています。この価格帯では、下見やリハーサルが基本料金に含まれているかを必ず確認してください。

スタンダード構成は、企業セミナー、株主総会、採用イベントなど、視聴者に「きちんと作られた配信」という印象を与えたい場面に適しています。この帯では配信そのものだけでなく、運営事務局の代行や進行台本の作成など、イベント運営業務にどこまで対応できるかも確認しておくと選びやすくなります。

ハイクオリティ構成では、実績の質と当日の体制を重視してください。過去の事例、担当チームの規模、トラブル時の対応フローを事前に確認しておくことが成功の鍵になります。

見積もりに含まれる費用の内訳

配信費用は、おおむね次の5つで構成されています。

  • ディレクション費:進行設計、事前準備、当日の全体統括にかかる費用
  • 技術スタッフ人件費:カメラマン、音響オペレーター、配信オペレーターなどの人件費。配信規模に比例して増減します
  • 機材費:カメラ、マイク、ミキサー、スイッチャー、エンコーダーなどのレンタル・使用料
  • 回線費:会場回線が使えない、または不安定な場合の専用回線持ち込み費用
  • 編集・納品費:アーカイブデータの納品、カットや字幕付与などの編集費用

見積もりを比較するときは、総額ではなく「基本料金に何が含まれているか」を並べて見ることが重要です。同じ15万円でも、カメラ1台・スタッフ1名なのか、カメラ2台・スタッフ2名・リハーサル込みなのかで、実質的な価格はまったく違います。

見積もりの金額差は、機材費や人件費、運搬費など、会社ごとの料金設定によって生まれます。見積もりが変更になるケースでよくあるのは、会場の機材を使える前提だったものの、実際には配信に適しておらず、追加の機材費が必要になるケースです。また、設営時間の見積もりが甘いと、事前準備の段階で会場をより長く押さえる必要があると分かり、会場費が追加になることもあります。金額だけでなく、どこまで含まれた見積もりなのかを確認することが重要です。

(株式会社Airz 共同創業者 小堀雄也)

イベント全体の費用感については、ハイブリッドイベントの費用相場の記事でより詳しく解説しています。

「自社の規模だといくらくらいになるのか」は、条件が揃わないと算出が難しい部分です。おおよその金額を早く知りたい場合は、複数社に同じ条件で見積もりを依頼するのが確実です。相場感がつかめると、社内での予算取りもスムーズになります。

▼配信費用のご相談はこちら

失敗しない配信業者の選び方|目的・予算別チェックポイント

10社を比較してきましたが、「結局どこが自社に合うのかまだわからない」という方も多いかと思います。ここでは選び方の観点を整理します。

【画像④|業者選びの判断フローチャート。「配信の規模は?」「業界特有の要件はあるか?」「予算の上限は?」の3分岐から、記事内の3グループのいずれかに着地する図】

配信クオリティで選ぶ

配信の仕上がりは、カメラ台数・演出の有無・スタッフ構成によって大きく変わります。まず「どんな映像を届けたいか」を明確にすることが、業者選びの第一歩です。

シンプルな構成で十分な場合は、料金の安さと当日サポートの手厚さを軸に選びましょう。社内勉強会や定例ウェビナーなど、確実に届けることが最優先の場面が該当します。

スタンダードな配信が必要な場合は、業者の実績と配信フォーマットの柔軟性を確認してください。カメラ2台以上、スライド資料の挿入、テロップ表示、司会者とのスイッチングといった要素が必要になります。

ハイクオリティな配信を求める場合は、スタジオ設備の有無と映像演出の実績事例を必ず確認しましょう。クロマキー合成、マルチカメラ、3DCG演出など、テレビ品質に近い映像が対象になります。

なお、「カメラが1台だから品質が低い」ということはありません。カメラ1台でもプロが入れば、ズームや画作りによって映像は大きく変わります。本質は台数ではなく、固定で撮りっぱなしにするのか、きちんと画を作るのかという違いです。

業種・イベント種別で選ぶ

イベントのジャンルによって、業者に求められるノウハウは異なります。

医療・製薬系イベントでは、プロモーションコードやガイドラインへの準拠、医師への対応ノウハウが求められます。医療業界の配信経験が豊富な業者を選ぶことが前提になります。

国際会議・多言語対応が必要な場合は、同時通訳システムの手配、多言語配信の設定、海外登壇者へのリモート対応など、専門的な技術が必要です。国際カンファレンスや学術系イベントの実績がある業者を選びましょう。

社内イベント・ウェビナーでは、配信技術だけでなく、集客・告知・効果測定まで含めたサポートが役立つ場面があります。「配信して終わり」ではなく、成果につなげるための企画力・運営力を持つ業者を選ぶと効果的です。

大規模カンファレンス・株主総会は、参加人数が多く、映像・音響・回線すべてに高い安定性が求められます。予備回線・予備機材の有無、当日の体制人数、過去の同規模イベントの実績を事前に確認しましょう。トラブル時の対応フローが明確かどうかも重要な判断基準になります。

見積もり前に確認したいチェックリスト

複数社を比較する際は、次の項目を同じ条件で確認すると、金額の差の理由が見えてきます。

☐ 下見・リハーサルは基本料金に含まれるか

☐ 当日の体制は何名か(役割の内訳も確認)

☐ 予備機材・予備回線は標準装備か、オプションか

☐ 会場の回線が使えない場合はどう対応するか

☐ アーカイブデータの納品は可能か。二次利用の可否と著作権の扱いは

☐ 出張費・交通費は別途かかるか

☐ 配信時間が延長した場合の追加料金はいくらか

☐ 直前の内容変更やキャンセルの規定はどうなっているか

後からトラブルになりやすいのは、技術力だけで業者を選び、担当者とのコミュニケーションのしやすさを十分に確認していないケースです。配信は、事前準備の段階から細かな確認や調整を重ね、主催者と業者が協力して進める必要があります。実際に、以前の業者とのやり取りに不安や進めづらさを感じ、当社へご相談いただくお客様も多くいます。予期せぬトラブルが起きたときにも、落ち着いて対応してくれる信頼できる会社や担当者かどうかまで見て選ぶことが大切です。

(株式会社Airz 共同創業者 小堀雄也)

なお、以下に当てはまる場合は、配信支援の活用を前向きに検討されることをおすすめします。

  • 参加者500名以上の大規模イベント
  • 会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド開催
  • 絶対に失敗できない式典・カンファレンス・株主総会
  • 会場の音響設備と配信機材の接続に不安がある
  • 社内に配信の設定・運用経験者がいない

これらは機材を揃えれば解決する問題ではなく、設計と運用の問題です。経験のある業者に任せることで、結果としてコストとリスクの両方を抑えられるケースが多くあります。

配信業者に関するよくある質問

Q. 配信業者への相談は、本番のどのくらい前が目安ですか?

規模によって変わりますが、会場が決まった段階で相談を始めると余裕を持って進められます。小規模なウェビナーであれば数週間前でも対応可能な業者が多い一方、大規模なハイブリッドイベントや会場の下見が必要なケースでは、1〜2ヶ月ほど前から動き始めると安心です。繁忙期は希望日が埋まることもあるため、日程だけ先に相談しておく方法もあります。

Q. リハーサルは必ず必要ですか?いつ実施しますか?

テクニカルリハーサルは、本番当日に30〜60分程度で実施するのが基本です。機材を設営した状態でなければ意味のある確認ができないため、機材をいったん撤去する前日以前に行うことは通常ありません。大規模な案件では、前日に設営とリハーサルをまとめて行うこともあります。登壇者が操作に不安を持っている場合は、事前にオンラインで進行確認を行うケースもあります。

Q. 会場にインターネット回線がない場合でも配信できますか?

対応可能な業者が多くあります。専用回線や無線の映像伝送システムを持ち込むことで、回線設備のない会場からでもライブ配信を実現できます。ただし、この対応が基本料金に含まれるか、オプション扱いになるかは業者によって異なるため、見積もり時に必ず確認してください。会場の回線が「あるが遅い」という状態も配信では危険なので、実測値を確認しておくと確実です。

Q. カメラ1台の構成でも、見栄えのする配信になりますか?

なります。映像の質を決めるのは台数よりも「画作り」です。カメラ1台でも、オペレーターが登壇者の動きに合わせてズームやパンを行い、スライドとの切り替えを設計すれば、視聴者にとって見やすい映像になります。逆に、複数台あっても固定で撮りっぱなしにすると単調な映像になります。台数を増やすかどうかは、予算と「何を見せたいか」で判断するのが適切です。

Q. 配信当日にトラブルが起きた場合、どのように対応してもらえますか?

対応内容は業者の体制によって大きく変わります。予備機材と予備回線を標準装備している業者であれば、機材の故障や回線の切断が起きても瞬時に切り替えて配信を継続できます。一方、バックアップを持たない構成では、復旧までに時間がかかることもあります。契約前に「どこまでのトラブルを想定した体制か」「復旧までの手順はどうなっているか」を具体的に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

本記事では、イベント・ライブ配信の業者10社を、料金・実績・対応範囲の観点から比較しました。大切なのは「自社のイベントに何が必要か」を起点に選ぶことです。配信クオリティ、予算、業界特有の要件、サポート範囲という4つの軸で自社の条件を整理したうえで、複数社に同じ条件で見積もりを取ることをおすすめします。条件を揃えて比較すれば、金額の差がどこから来ているのかが見えてきます。

配信の外注先をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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イベント配信サービスの販促バナー。左に図入りの説明、右に3つの特徴パネルが並ぶデザイン。

この記事の監修者

小堀 雄也

株式会社Airz 共同創業者 取締役。青山学院大学卒、新卒では株式会社DONUTSにて『ジョブカン』のマーケティングを担当。現在は、株式会社Airzにてマーケティング責任者を担当。自身も100回以上のイベント配信現場を経験しており、スイッチャー、ミキサー、配信オペレーターなど、ハイブリッド配信に関するあらゆる知識を保有。

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